北海道民芸家具(北民家具)のすばらしさ。それはヨーロッパで培われてきた洗練されたデザインと、伝統の和家具作りの技術の融合にあります。木の心を生かした素朴でシンプルなデザインは、和・洋どちらの空間にも調和し、しかもシンプルな木目を生かした天然木の暖かさは、磨かれるほどに味わいを深め、暮らしのスタイルやモノを大切にする、豊かな心を養います。

北海道民芸家具の発祥は、昭和初期から戦後にかけて柳宗悦を中心におこった民芸運動からなります。この運動を支援してきたのは、かの有名な倉敷の大原美術館を建てた大原孫三郎、とその息子總一郎ですが、民芸運動の一環として「用の美」を持つ家具作りを目指しました。

民芸運藤の創始者、柳宗悦

家具を作る工人ひとりひとりが大切にしているのは、木をいつくしむように作ること。主な材料は、北海道の原野で厳しい風雪に耐えて育った樹齢100年以上の樺材。引き締まった緻密な樹質と美しい木目をもつムク板に、木を知り尽くした熟練工が手間と時間を惜しむことなく、取り組んでいます。